施工管理の失敗 その1

お疲れ様です。セコカンサポート長です。

今日は、私が新入社員のときに経験した施工管理の失敗について書いていきます。

当時、私は入社後3か月ほどで、ようやくレベルやトータルステーションを据えることができるようになってきたというところでした。

ある日、先輩と一緒に、掘削の床付けで使用するための仮ベンチの盛替えを行っていました。私は、機械側で、先輩が手元も行っていました。その際、盛替え先が日陰になっていて暗かったため、よく見えなかったのですが、当時の私は、それをはっきりと先輩に伝えられず、なんとなくスタッフを読んでしまいました。。。

そして、1か月後、、

床付けが終わり、いよいよ翌日均しコンクリートを打設しようかというときになって、10cm床付け高さが高いことが判明しました。

実は、しっかりとスタッフを読めなかったことがなんとなく気がかりで、ずっと心のどこかで引っかかっていたのですが、なかなか言い出すことができず、直前になって先輩に申し出て確認したのです。

先輩と一緒に確認したところ、、嫌な予感が的中し、高さが10cm間違えていることが判明したというわけです。

結果、床付けをやり直し、翌日の均しコンクリートはキャンセルということになってしまいました。

上司や協力会社の皆さん、コンクリートの関係者全員に迷惑をかけ、本当に消えてしまいたいような気持ちになりました。

この事件で私が得た教訓、今になって思うことは以下の3つです。

①測量は必ずダブルチェックを行う。

②(測量に限らず)不安に思うこと・自信がないことがあれば、上司・先輩にすぐに確認する。

③先輩は、後輩がミスしそうなことを念頭に置いたうえで、仕事を依頼する。

補足ですが、当日の現場の方は皆さん良い人ばかりで、私は責められることもなく、翌日からも楽しく仕事を行うことができました。

私も、部下や後輩を責めるのではなく、どうすれば同じようなミスを防げるかを一緒に考えることができるような先輩になりたいですね!

施工管理が向いている人?向いていない人?

お疲れ様です。

今日は、施工管理の仕事・現場監督が向いてる人・向いていない人について考えてみたいと思います。

もちろん、多様な人がいてこそ、良い組織・良い仕事となるのは当然ですが、実際のところ施工管理の仕事が合わずに辞めていく人が多いのも事実です。

そこで、今日は私の今までの経験に基づく独断と偏見で意見を述べてみようと思います。「向いている人」を定義するのはなかなか難しいので、「向いてない人」に当てはまりがちな特徴を書いていきます。

現場に出るのが嫌な人(=オフィスでずっと仕事をしたい人)

 工事現場の管理なので、現場に出るのは当然、、!だと思いますが、現場に全然出ない工事監督も中には存在します。現場所長や次席などのマネジメントをする立場になっても、現場にでなければ、工事の問題点や急所はわかりません。

また、現場で働く職人さんにも、全く現場に来ない監督は信頼を得るのが難しいです。ずっと現場にいるのが正しいわけではないです。しかし、率先垂範・陣頭指揮という言葉があるように、暑い中、寒い中、現場で頑張ってくれている職人さんの支持を得るためには、自らの身を曝すことも必要ですよね。

②責任を取りたくない人・自分で判断できない人

 工事現場では、日々、様々、大小の想定外の事態が起きます。そんな中で、全てを上司や発注者に確認する監督はどうでしょうか。そんな監督だと工事が全然進まないですよね。

 逆に言うと、自分で判断できる範囲を明確に理解していない人と言い換えることもできます。そんな人は、上司にとっても、世話の焼ける部下・後輩です。

③のんびりな性格な人

私は、入社したての頃、良い現場監督はみんな早飯だと教わりました。私はもともとせっかちで、ご飯も早食いだったので、全く苦にならなかったのですが、中にはマイペースに動きたい人も多くいます。

 なぜ、マイペースが工事現場で好まれないかと言うと、工事現場は1人の裁量でコントロールできることが少ないからです。常に多くの職人さん・協力会社が動いていますし、とくに土木は自然を相手にしているので、自分の都合で仕事が進むことはほぼありません。そんな中で、仕事を円滑に進めていくためには、自分が抱えている仕事をできるだけ速やかに手放し、相手・自然の状況にいつでも対応できるようにしておくことが大切なのではないでしょうか。

以上、3つ挙げてみました。他にもたくさんあると思いますし、上記に当てはまる人でも活躍している人はいるかもしれません。

他山の石、人の振り見て我が振り直せ、という言葉があるように私も自分の身を振り返って、日々精進していきたいと思います。

施工管理のやりがいについて

  こんにちは!

セコカンサポート長です。

今日は、施工管理のやりがいについてお伝えしようと思います。

皆さんは日々施工管理のを行っていくうえで、どのようなことを感じていますか?

工期や予算、上司・発注者・職人さんからのプレッシャーに終われ、ストレスの多い毎日を送っていると思います。

実際、私もゼネコンで働いているときはそのように感じていました。

そんな中で、だれかに「施工管理は面白いよ!」とおすすめしたくなるような瞬間を考えてみました。

まず思いつくのは、工事が完成したときの達成感ですよね。脱型や足場・仮囲いを解体したときに、図面通りの構造物が実寸大で目の前にあると、誰しも充足感・満足感を覚えるのではないでしょうか。私も、新入社員のときに、初めて担当させてもらった小さな仮設の手すりが完成したときは、何度も色々な方向から写真を撮って、悦に入っていました。

しかし、私が個人的に何よりもやりがいを感じるのは、現場のメンバーで、困難な課題に対して、意見を出し合い、解決の糸口を見つけたときです!

無理な工程、人手不足、限られた予算・・・の中で、色んな意見を出し合い、「この方法ならいけるかも、、、!」と皆が思ったときの希望の光が差した瞬間は、仕事をしていくなかで、もっともポジティブになれる瞬間です!

私は施工管理・建設技術者が、もっと皆の憧れとなるような職業になっていってほしいと思っています。

そのために、施工管理の負担を減らし、魅力を向上させていくような仕事をしていきたいです!

これからも様々なテーマでブログを書いていきますので、楽しみにしていてください!