資格試験の勉強方法について

お疲れ様です。

今日は資格試験の勉強方法について書いていきたいと思います。

私は、今まで数多くの資格試験を経験してきました。

大学受験にはじまり、一級土木、技術士等難関と言われる資格にもチャレンジしてきました。

そんな私が合格への近道を通るために必要だと思うことは、ずばり

「合格ラインと現在の自分の実力を正しく把握すること」

です。

これが分かっていないと、勉強方法を決めようがないからです。どんなに優れた参考書を使用しても、自分の実力がどこにあるのか、合格ラインがどのレベルなのかを理解していないと、地図がない中で、樹海をやみくもに歩ているのと同じことになります。

それでは、これらをどのように把握すれば良いのでしょうか。

手っ取り早いのは、過去問を1度解いてみることです。

「過去問最初に解いてしまうのはもったいない」

「まずは基礎を固めてから」

という人もいますが、それは間違いだと断言できます。

どうせ勉強もしてないときに解いた過去問の答えなんて、しばらくしたら絶対に忘れています。そのため、直前期にもう一度力試しに解いてみても、全く問題なく、模擬試験として使用できます。

過去問を解いてみることで、自分が「まだまだなのか」「半分くらいはわかるのか」「ほぼ合格ラインなのか」ということがはっきりと分かります。

ここで、ほとんどの人が最初は「まだまだ」の段階だと思います。

そのような人は、次のステップとして「解答の解説」を読みましょう。

「解説」を読んですんなりと理解できる箇所は、合格までもう少しです。似たような問題を難問か練習すればすぐにできるようになります。

「解説」を読んですんなりと理解できないところは、基礎から勉強する必要があります。このときはじめて、自分に合う参考書や勉強方法を決めていくことができるのです。

どんな資格試験でもまず「ゴール」と「自分の位置」を見定めてください。

学生のころは塾や学校で先生がその手伝いをしてくれます。

しかし、社会人になると自習せざるえをえず、誰かに導いてもらう機会が少なくなってしまいます。

自習が苦手な方はぜひ、職場の先輩や仲間と一緒に勉強したり相談してみましょう。コミュニケーションをとることで、自分の位置が案外客観的に見えてくることもあります。

そのような機会がなかなか無いかたは、資格学校や様々なオンラインサービスを活用するのもありだと思います。

それでは、まずは「過去問」を1年分で良いので解いてみてください!  記事

施工管理の失敗 その1

お疲れ様です。セコカンサポート長です。

今日は、私が新入社員のときに経験した施工管理の失敗について書いていきます。

当時、私は入社後3か月ほどで、ようやくレベルやトータルステーションを据えることができるようになってきたというところでした。

ある日、先輩と一緒に、掘削の床付けで使用するための仮ベンチの盛替えを行っていました。私は、機械側で、先輩が手元も行っていました。その際、盛替え先が日陰になっていて暗かったため、よく見えなかったのですが、当時の私は、それをはっきりと先輩に伝えられず、なんとなくスタッフを読んでしまいました。。。

そして、1か月後、、

床付けが終わり、いよいよ翌日均しコンクリートを打設しようかというときになって、10cm床付け高さが高いことが判明しました。

実は、しっかりとスタッフを読めなかったことがなんとなく気がかりで、ずっと心のどこかで引っかかっていたのですが、なかなか言い出すことができず、直前になって先輩に申し出て確認したのです。

先輩と一緒に確認したところ、、嫌な予感が的中し、高さが10cm間違えていることが判明したというわけです。

結果、床付けをやり直し、翌日の均しコンクリートはキャンセルということになってしまいました。

上司や協力会社の皆さん、コンクリートの関係者全員に迷惑をかけ、本当に消えてしまいたいような気持ちになりました。

この事件で私が得た教訓、今になって思うことは以下の3つです。

①測量は必ずダブルチェックを行う。

②(測量に限らず)不安に思うこと・自信がないことがあれば、上司・先輩にすぐに確認する。

③先輩は、後輩がミスしそうなことを念頭に置いたうえで、仕事を依頼する。

補足ですが、当日の現場の方は皆さん良い人ばかりで、私は責められることもなく、翌日からも楽しく仕事を行うことができました。

私も、部下や後輩を責めるのではなく、どうすれば同じようなミスを防げるかを一緒に考えることができるような先輩になりたいですね!

土木施工管理技士試験の新方式について

お疲れ様です。

セコカンサポート長です。

本日は、1級・2級土木の記述問題の形式変更について書いていきます。

いままで、施工管理技士試験の記述問題は、同じ形式が続いていましたが、昨年から、1級・2級とも大きな変化がありました。

具体的には、今まで以上に「実際の経験に基づいた記述」や「施工管理を行う上での課題」について、問われる出題になっていました。

戸惑った方も多かったのではないかと思いますが、今年度も同様の問いかけが続くものと想像されます。

それでは、どのようにしてこのような問いに準備すれば良いのでしょうか。

「とくに大きな問題はなかったし、、」

「元請ではなかったから、全体施工計画には携わっていない、、」

「忙しくてそれどれどころではなかった、、」

等々、パッと思いつくのは、難しい方も多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめな勉強方法は、過去問の解答例をたくさん読むことです。

様々な参考書やWEBサービスで解答例は手に入れることができます。

そこに記載されているキーワードを拾って、自分の経験工事に当てはまるものがないか確認してみてください。自分では当たり前すぎて課題だと思っていなかったものが、立派な解答例として記載されていると思います!

そのキーワードをご自身の経験に紐づけて、解答例を作成してみることが、合格に向けた、勉強の第1歩となります!

もちろん、解答例が豊富な一昨年までと出題形式が異なるのでは?と思う方もいらっしゃると思います。

しかし、基本的には「現場で起きた課題をどうやって解決したか」について問われていることに変わりはありません。

そこをどうやって解答にふさわしい文章に仕上げるか?ということに関しては、少々テクニックが必要となります。

そのテクニックを磨くためには、文章を何度も推敲したり、誰かに見てもらうのが良いのでは!というのが私の考えです。

施工管理が向いている人?向いていない人?

お疲れ様です。

今日は、施工管理の仕事・現場監督が向いてる人・向いていない人について考えてみたいと思います。

もちろん、多様な人がいてこそ、良い組織・良い仕事となるのは当然ですが、実際のところ施工管理の仕事が合わずに辞めていく人が多いのも事実です。

そこで、今日は私の今までの経験に基づく独断と偏見で意見を述べてみようと思います。「向いている人」を定義するのはなかなか難しいので、「向いてない人」に当てはまりがちな特徴を書いていきます。

現場に出るのが嫌な人(=オフィスでずっと仕事をしたい人)

 工事現場の管理なので、現場に出るのは当然、、!だと思いますが、現場に全然出ない工事監督も中には存在します。現場所長や次席などのマネジメントをする立場になっても、現場にでなければ、工事の問題点や急所はわかりません。

また、現場で働く職人さんにも、全く現場に来ない監督は信頼を得るのが難しいです。ずっと現場にいるのが正しいわけではないです。しかし、率先垂範・陣頭指揮という言葉があるように、暑い中、寒い中、現場で頑張ってくれている職人さんの支持を得るためには、自らの身を曝すことも必要ですよね。

②責任を取りたくない人・自分で判断できない人

 工事現場では、日々、様々、大小の想定外の事態が起きます。そんな中で、全てを上司や発注者に確認する監督はどうでしょうか。そんな監督だと工事が全然進まないですよね。

 逆に言うと、自分で判断できる範囲を明確に理解していない人と言い換えることもできます。そんな人は、上司にとっても、世話の焼ける部下・後輩です。

③のんびりな性格な人

私は、入社したての頃、良い現場監督はみんな早飯だと教わりました。私はもともとせっかちで、ご飯も早食いだったので、全く苦にならなかったのですが、中にはマイペースに動きたい人も多くいます。

 なぜ、マイペースが工事現場で好まれないかと言うと、工事現場は1人の裁量でコントロールできることが少ないからです。常に多くの職人さん・協力会社が動いていますし、とくに土木は自然を相手にしているので、自分の都合で仕事が進むことはほぼありません。そんな中で、仕事を円滑に進めていくためには、自分が抱えている仕事をできるだけ速やかに手放し、相手・自然の状況にいつでも対応できるようにしておくことが大切なのではないでしょうか。

以上、3つ挙げてみました。他にもたくさんあると思いますし、上記に当てはまる人でも活躍している人はいるかもしれません。

他山の石、人の振り見て我が振り直せ、という言葉があるように私も自分の身を振り返って、日々精進していきたいと思います。

記述試験の勉強方法について

お疲れ様です。

今日は、記述試験の勉強方法について書いていきます。

選択問題は、勉強しやすいけど、記述問題は何を勉強してよいか分からない、自分の解答が合っているのか分からない、と感じている方は多いのではないでしょうか。

過去問を解いていても、選択問題は答えが明確に分かりますが、記述問題は、解答例の通りに記述できることはまずないので、なんだかスッキリしない気持ちになりますよね、、

多くの試験を突破してきた私がおすすめするのは、次の2つを分けて考えることです。

①解答骨子の構成

②文章としてのまとまり

まず、①解答骨子の構成について説明します。記述問題を採点する人は、解答に必要な「キーワード」が正しく埋め込まれているかどうかを第一にチェックします。そのため、うまい文章であるかどうかは、とくに一級土木施工管理技士のような試験ではそれほど求められません。

よって、勉強の段階では、いかにして「キーワード」を整理し、いつでも頭の引き出しから出せるようにしておくことが大切です。

例えば、「コンクリートの品質管理」であったら、次のようなキーワードが思いつくと思います。

【品質管理】スランプ、打ち重ね時間、コンクリート温度、締固め 等々

このキーワードに対して、自分が経験した現場の条件を考えてみます。

【現場条件】山間部、夏の酷暑、冬の降雪、雨、未熟な作業員 等々

この【品質管理】と【現場条件】のキーワードを組み合わせて、

こんな課題・問題があったな~、あるかもしれないな~」ということを考え、リストアップしていく作業が、「①解答骨子の構成」の勉強です。

そして、このあとに、「②文章としてのまとまり」を考えます。

これは、人によって、慣れ・不慣れがあると思います。

慣れてくると、②の部分は、試験ぶっつけ本番でもいけるようになりますが、

自信がない人は、先輩や上司からアドバイスをもらったり、添削サービスを受けてみるのが良いと思います!

今回一番お伝えしたいのは、記述問題の勉強では「①解答骨子の構成」が一番大切だということです!

実際に文章を書き出すのは大変でもキーワードの整理だけであったら、メモだけでも良いですし、歩きながら、通勤しながらでも、頭の中で考えることができます。

時間が無い方は、いきなり解答を書く練習を行うのではなく、「解答に必要なキーワード」を整理することだけでもやってみてください!!事

施工管理のやりがいについて

  こんにちは!

セコカンサポート長です。

今日は、施工管理のやりがいについてお伝えしようと思います。

皆さんは日々施工管理のを行っていくうえで、どのようなことを感じていますか?

工期や予算、上司・発注者・職人さんからのプレッシャーに終われ、ストレスの多い毎日を送っていると思います。

実際、私もゼネコンで働いているときはそのように感じていました。

そんな中で、だれかに「施工管理は面白いよ!」とおすすめしたくなるような瞬間を考えてみました。

まず思いつくのは、工事が完成したときの達成感ですよね。脱型や足場・仮囲いを解体したときに、図面通りの構造物が実寸大で目の前にあると、誰しも充足感・満足感を覚えるのではないでしょうか。私も、新入社員のときに、初めて担当させてもらった小さな仮設の手すりが完成したときは、何度も色々な方向から写真を撮って、悦に入っていました。

しかし、私が個人的に何よりもやりがいを感じるのは、現場のメンバーで、困難な課題に対して、意見を出し合い、解決の糸口を見つけたときです!

無理な工程、人手不足、限られた予算・・・の中で、色んな意見を出し合い、「この方法ならいけるかも、、、!」と皆が思ったときの希望の光が差した瞬間は、仕事をしていくなかで、もっともポジティブになれる瞬間です!

私は施工管理・建設技術者が、もっと皆の憧れとなるような職業になっていってほしいと思っています。

そのために、施工管理の負担を減らし、魅力を向上させていくような仕事をしていきたいです!

これからも様々なテーマでブログを書いていきますので、楽しみにしていてください!